台湾の催事でなると金時850kgを完売しました

台湾南部の大都市、高雄市で最大手の百貨店である漢神アリーナショッピングプラザにおきまして、11月前半に開催された日本物産展に出展させて頂き、徳島県産のサツマイモ、なると金時 850kgを12日間で完売して参りました。

物産展の3ヶ月前から徳島の大学生をインターンとして現地へ送り込み、なると金時をどのように売るか、様々な調理法を百貨店のスタッフさん達に試食して頂いて議論を重ねた結果、催事では青果に加えて「なると金時のフライドポテト」を販売することに決まりました。

なると金時はデンプン質の密度が濃く、蒸しても揚げても型崩れせずに外はカリっと中はホクホクした食感になるので、フライドポテトはなると金時の良さをアピールするのに最適な調理法の一つと言えるでしょう。

本番の催事では業務用の蒸し鍋やフライヤーを現地で調達し、じっくり1時間を掛けて甘みたっぷりのフライドポテトを調理したので味には自信があります。
日本から視察にいらした方々からも、サツマイモをここまで手間暇掛けて提供した催事はなかなか見たことがないと仰って頂けたほどです。

その美味しさはお客さんや百貨店スタッフさんの間でも評判になり、期間中に何度も買いに来て頂ける方もいらっしゃいました。
そしてフライドポテトでなると金時の品質の高さを知って頂き、催事場や百貨店地下の高級スーパーJASONSマーケットプレイスで販売した青果も沢山売れるという相乗効果に繋がったと思います。

また販売には現地でご手配頂いたアルバイトスタッフに加え、徳島の学生達や以前の催事で知り合った台湾の学生も参戦し、時には本格的なコスプレまで披露しながら朝から晩まで一生懸命売ってくれました。日台の学生が協力して創意工夫を重ねる姿に、他のブースの販売スタッフからも我々のブースで働きたいという言葉を頂けるほどに活気溢れるブースとなりました。

思えば当初は船便で送った商品が予定通りに通関できず、催事初日から数日間は販売出来ないのではないかと一同肝を冷やしましたが、幸い関係者の皆さんのご尽力のお陰で1日も欠かさず販売ができ、最終日の午後になって完売するという正にドラマのような展開でした。
一年前の同じ催事では別の商品で挑戦して販売に苦労しましたが、昨年のノウハウや人間関係も今年の成功に繋げることが出来たと思います。

2年連続で出展の機会を頂きました漢神アリーナショッピングプラザ四国経済連合会の皆様をはじめ、ご協力頂いた全ての皆様に心より感謝を申し上げます。